踊る民族誌映像 〜バリ島民族誌映画作品上映会〜
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踊る民族誌映像 〜バリ島民族誌映画作品上映会〜
日時:2014.3.16(日)16~19時
会場:クリエイティブシェアスペース ♭(FLAT)
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【上映作品】
『タクスゥ -魂の踊り子』仁田美帆
『LEGONG: Dance of the Virgins』アンリ・ド・ラ・ファレーズ
【トーク】
伊藤俊治 仁田美帆 村尾静二
以下トークメモだけど、聞き入って途中でメモ取り忘れたこともあり少なめ。
- チュニックさんの来歴
- おどり→ご飯くれる→お母さんがおかゆ屋を始める
- 生まれて直ぐお母さんが「小さいから」とチュニックさんを捨てた
- お父さんが怒って探しに行く→見つけて、名前が「チュニック(小さいの意)」になった
- ジョゲ・ピンギタン→1人で6役ほどこなすチャロナランの一人劇
- タクスゥ:降りてくる力。一回性。
- 継続 維持? して行く中での一時性→映像とダンスで共通のこと
- ダンスの儀礼性、宗教性→映像は一回性がなく固定化される。
- ハワイのフラダンスなどは記録させない。
- 一回性だけを記録として留めることを認めない。
- 踊りは一種の身体記憶装置→バリは古来より「書かれたもの」を信用していないように思う
- ダラン:影絵を行う人
- ジャン・ルーシュ曰く「右目と左目がある」右目はファインダーを通した目。左目は現実の目。
- バリの踊りは、衣装や体の動かし方が反自然的な感じがする。
- アンリ・ド・ラ・ファレーズ『レゴン 処女のダンス』世界最初のカラー映画。
- 1932-34。ディズニーがテクニカラーを独占した。
- 『レゴン』は1935年に撮られた映画。
- 監督のアンリ・ド・ラ・ファレーズはグロリア・スワンソンの旦那。
- バリ島は世界で唯一(と言っていいと思う)公開で火葬をしている。
- 高い火葬の組は、宇宙軸を体に移し替えていくような意味?
- 『レゴン』30年代のツーリズムとの絡みで制作された映画ではないか?
→観光的な絡みも気になるところ
- 他の言語で伝え直すとトートロジーになってしまう。
→ベイトソンは映像によって、それを伝えられるのでは?と考えた
映像人類学
- この2つの映画は、映像と身体について考えるヒントになるのでは?